IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

地デジは自分でアンテナを立てよう

地デジはどうやってみるか?これがこの2年間ほどの課題だった。我が家は、ビル影問題で、難視聴対策のケーブルでテレビが見れるようになっている。これが、某CATV会社に引き継がれて、2011年7月末までにどうするか決めないといけない。選択は3つ。1)CATVをそのまま契約する、2)インターネットプロバイダのテレビ機能にする。3)自分でアンテナを立てる。

1)が一番簡単。8月から月額700円だかを払えばいい。ただ、複数のテレビを見れるようにしたいとかそういうことがあると追加料金になるらしい。2)も比較的簡単。今のプロバイダからときどき電話がかかってきて、追加料金を払えばテレビが見えるようになります、工事費はなんとかします、とか。3)はあとあと無料だというのが何と言っても大きい。でも、視聴できる番組は1)や2)に比べて限定される。最初の工事をだれかがやらないといけない。2)でのネットの光ケーブルは、空調の穴から通ってきているのでそれを使うのはあまり美しくない。CATVを使うのは余分なチャネルのもっと契約しろというアプローチをこれからも受けることになるだろう、人間は誘惑に弱い。しかし、まぁ、案1)かあるいは案3)の自分でアンテナを、というのが選択だと思っていた。

そこに震災が起きた。停電になるとなにも使えなくなる実態がうきぼりになった。電話もダメだ。ネットは別のインフラで独立している。などなど考えて、やっぱり、テレビも独立したチャネルとして確保するべきだ、という結論になった。同じインフラに本来独立しているメディアチャネルを多重化して乗せるのは、好みではない、という気持ちが強くなった。

それで、一カ月ほどの間に、暇な時間を見つけて、地デジアンテナを立てて、我が家の壁の中のTVケーブル配線とつないだ。まず、アンテナは、八木アンテナのe-leafにした。アマゾンが一番安かった。BSアンテナは10年くらい前から使っていたもの。1991年のアンテン製、サイズは45。もうカタログもまったくない。しかしその古いアンテナは、ちゃんとBSデジタルも受信することを確認。e-leafから線を引っ張り、屋外用の混合器をBSアンテナのそばにつけて、そこで混合。これにはCS-DFHW-Bを買った。宅内への引き込みは、BSの配線をそのまま利用。つまり5メートルと3メートルのS5CFBケーブルを買って、F型接栓を自分でつけて、防水キャップを付けて、混合器まで配線して、混合器からは前のケーブルをつけてできあがり。混合器にはペットボトルの底を切り取って作った傘もつけておいた。ひさしぶりのこうした作業もまた楽し。天井裏の分配器の様子もひさしぶりにチェックし、作業手順を決める。作業時間は全部で1時間くらい、しかし、買出しに行った時間や品物を選んでいる時間をいれれば、もっとかかっている。ひさしぶりに秋葉原に行ってケーブルなどの部品は買った。ケーブルはメータ93円。全部で1万5千円くらいかかった。もっと安いアンテナにすれば5千円くらいは安くなる。しかし、e-leafはループアンテナでシンプルな形状をしているし、風で折れることもないだろうし、などと考え、それも気にいった。

実際に払った値段で比較すると、CATVの基本契約の月額700円とくらべると2年でもとがとれることになる。しかし、なんといってもテレビを独立した経路にたもてたことに満足。我が家がブラックボックス化するのをまた一つ防いだ。アメリカの友人たちは下水の配管まで自分でする。東京ではそうはいかない。地デジは自分でアンテナを立てよう!

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Written by masa-ida

5月 15th, 2011 at 6:40 pm

Posted in 生活,経済

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