Archive for the ‘教員生活’ Category
要注意ではないアメリカ
しばらく米国出張が減り、年一回程度になり、また、人をひっぱっていくことが減り、米国での注意事項などを語ることがめっきりとなくなった。一昨日テレビでそんな話題をやっていたので、今までどんなことを話していたのか思い出した。次のようなことだ。
まず、大都市では、自分が危ないなと感じて曲がりたくない、入りたくない通りには入らない。自分の直感を信じること。そして、歩くときは壁に添いすぎてもいけないし、車道からちかすぎてもいけない。財布はもっていくな。10ドル札、5ドル札などをいれる場所をきめておけ、そしてそこからさっと出せ。ロープロファイル。目立つな。地元のひとがどんな格好をしているか観察してそれになじめ。ずっときょろきょろして道を探して歩くな。建物内で次の行き先を頭にいれたら、そこへ向かってさっさと歩け。
運転するとき、まず警官は銃を持っていて常に運転手が銃を抜くかもしれないことを警戒していることを忘れるな。もし警官に止められたら、両手は常に警官から見えるところに置け。何かを取り出すとしたら、どこにある何を取り出すのか、警官に了解をもらってから手を動かせ。すべての道はどこかに通じる。道を間違えてもおろおろするな。事故の元になる。
心配しすぎるな。しかし、基本的な注意は身につけよ。
とりあえず
蟻地獄からの脱出
突然に蟻地獄に巻き込まれた。脱出しようとしても手がかりがぼろぼろとすべり、なかなか出られない。とりあえずなんとかなっているが、不完全な状態である。以下は今日までの顛末である。
大学のメールアドレスの管理が4月から新しいソフトウェアになるというアナウンスがあった。従来の使い方は保証されているという。ならOK。と、思っていた。ところが、
そのメールアドレスでのメール処理はすべて別の学内アドレスで扱っていた。つまり、そのメールアドレスで受信したメールはすべて別の学内アドレスへ転送して処理していた。転送をする方法を探し出し、やっとのことでセットした。すると、その機構は、メールクライアント内での転送とまったく等しいことがわかった。しかも、もともとの送信者のメールアドレスは、すべて、氏名の表記だけになっていて、メールアドレスが渡ってこない!転送メールの送信者は私のメールアドレスになっていて、転送されたメールに対して返事を書くことができない!ひどいね。転送されたものを受けて、それをあとで見ることはできるが、何も処理ができないのだ。
それで、どうしようもないので、転送ではなく、IMAPで読んでしまう方法を依頼した。しばらくして担当から返事があった。『添付したできたてのマニュアルを見てください。』 outlook.com port 995からメールを読むようにセットせよ、とのこと。
セットした。動かない。いろいろやってみる。マニュアルのport番号が間違っていることがわかった。なおした。読めた。とりあえず自宅などからは使える。昨日、研究室のパソコンも同じ設定にして使おうとした。なんと、outlook.comは学外のメールサーバだからアクセスができない!outlook liveを使え、と暗黙に言っている。その中にどっぷりつかればすべて問題ないのではないですか?と。しかし、他のメーラと互換性のないツールにロックインされてしまうことから来る不自由さ、その後に別のこともずるずるとロックインされてしまうことは誰も恐れないのだろうか?
悲し。