IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘経済’ Category

感動をネットで「売る」

タイの携帯会社の3分ほどのCM。30年をはさんで、善意のキャッチボールが起きる。どっちも期待していてその通りになったというわけではない。涙なしには見られない感動の物語。元はhttp://www.youtube.com/watch?v=7s22HX18wDY&feature=player_embedded で、2013年9月11日にYoutubeに載せられる。わかる範囲のフォローとしては、2013年9月13日にhttp://www.dailymail.co.uk/news/article-2422319/The-True-Move-H-mobile-phone-advert-crying.html がある。日本でも紹介されるようになる。たとえば、http://smhn.info/201310-thai-true-move-cm が、2013年10月7日付けでネットに流れる。Youtubeには、前コマーシャルがついて、http://www.youtube.com/watch?v=fn_71-bMwmw が、9月17日に誰かが載せる。それぞれの「ビジネスモデル」があって、それなりに、この感動ムービーを利用して、売り上げをたてている。どれだけ大きなビジネスに結果としてなっているのか、それはよくわからない。これって、感動を商売にしていることには違いない。最初のタイの携帯会社TrueMove Hは、ムービーの制作費をかけた。企業イメージはあがっただろう。しかし、誰がターゲットなんだ?Giving is the Communicationを浸透させたい?見ている人、視聴にはお金を払っていないが、そのWebページやYouTubeの前CMを出しているところがお金を払っている。ようするに、このムービーを使ってページを出したところに、CMを出している企業がお金を払っている。見た人は涙必至。このストーリを作った人、撮影のスタッフ・監督はどんな人なんだろう。複雑かつ単純な話。

コメントする

Written by masa-ida

10月 14th, 2013 at 9:36 am

Posted in 経済

B2B、企業向けのITを伸ばそう

株を買っているのは外国からが多数、為替で円を売っているのは、同じく外国からが中心、ということらしい。そして、日銀新総裁はなんでもやると宣言した、別の言い方をすれば、通貨当局が一方向のみの政策を宣言した。複雑に入り混じった戦略と戦術の交差する市場で、一つの重要なプレイヤーがある方向を決めた。

ということは、市場を決定するパラメータの一つが固定された。とすると、たしかに、景気刺激と浮揚の意図とは無関係に、マネーゲームのプレイヤーにはお金をまたまた転がして儲けるチャンスを供給したことになっているのには違いない。

すると、課題は、「成長戦略」の中身があるのか、ホントに?ということと、あったとしたらそれは何かということになってくる。みんなでそれを探そう。あれば成長できる、なければ、日本沈没か。株高と円安というのは、両方で効果が相殺される部分がある。それを乗り越えないといけない。

ITで考えると、個人用の機器、サービスは、個人の所得はまだ増えていないから、景気がよくなったという感はない。なので、多売ができないし、いずれにしても低価格、高機能の原理はかわらない。とすると、短期的には景気刺激の道具にはならない。スマホ、タブレットは伸びるかもしれないが、大きく見れば、ノートパソコンの置き換えではないか。だとするとプレイヤの交代をしめしているだけになる。

とすれば、今の政策は、企業がもっと元気をだせ、ということが中核だとすれば、B2B、企業向け販売・サービスにもっと注力するべきだということになる。あるいは、企業のIT投資を刺激し、IT投資の増加が企業活動の進展に大きく寄与する、という筋道でいくのがいいということになる。

ITを利用して新たなビジネスチャンスを、そしてITを使った経営の効率化を、経費削減はもちろんだが、業績向上をめざせ、という方向性を出そう。

コメントする

Written by masa-ida

3月 16th, 2013 at 8:04 am

Posted in IT,経済