IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

ホアラックハイテクパーク

あっという間に3月になった。いつも2月は無いようなものだが、今年は2月中に2回の海外出張が入ったので、その感は一層である。先週はハノイに行った。同行した事務職員がしっかりしていたので、ついてから会議室の予約や主催する夕食会の会場の予約などをてきぱきと、間一髪のタイミングでしかし先方には粛々とという感じで進めることができた。こういうときにはなまじっか自分の意見とか変化球を投げないで、言うとおりに、信じて、やってくれるのはまことにありがたい。さまざまな話してはいない事情があったりするものである。

日本も援助を大いにしているホアラックハイテクパークHHTPに行った。新幹線、南北ハイウェイとならんだ三大プロジェクトの一つに位置づけられる。6年前に行ったときは、すれちがいはなんとかでき、路面もまぁなんとか舗装してあるというようなローカルな街道をえっちらおっちら、という感じで行った。一面の田んぼがよく見えた。田の中にあちこちと墓が点在していた。水も足踏み式で田に水を引き込んでいたり、のどかな農村風景を思い出す。近くに行ってもパークの入り口がよくわからない。行き過ぎてしまって、その村の人に聞いてもなかなかわからない。そんなところだった。

びっくり。かなり片側二車線の素晴らしい道ができている。片道40分。全部できればおそらく30分くらいにはなるだろう。かなりの幅をとったハイウェイの真ん中に鉄道の工事も進んでいる。HHTPのなかにも駅がいくつかできるようだ。誘致施設もかなり入っていて、6年前のおもかげは無残にも何もない。途中の街並みにも高層の近代的なビルが相当数建っている。ちょうど筑波ができるころ、土浦からがったんごっとんともうもうと砂煙をあげて走るバスに乗って行ったことを思い出す。あそこもあっという間に街ができた。HHTPの主要設備のゾーニングも最終段階のようだ。また、そのまわりの土地にもプランができはじめている。フランスが大学をつくるために60ヘクタールをとった。世の中は狭いもので、何年来かのカウンターパートの当時の若者が、HHTPの管理のNo.2をやっていた。不思議なものである。世の中はやはり縁でできているという側面はたしかにある。どんな出会いも粗末にはできない。

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Written by masa-ida

3月 3rd, 2010 at 3:49 pm

Posted in グローバルIT

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