IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

小学生の転入手続き:孫一人(特に海外の子)が一緒に生活を始める、

昨日、3人目になる孫の転入手続きをした。(その前に地方に住んでいた孫が9ヶ月、翌年、NYCに住んでいた孫が14ヶ月同様の形で一緒に住んだ)。2人目、3人目は子の両親は在外、すなわち、孫だけが日本に住む形になる。なので、いろいろな手続きが必要になる。これから家内との3人生活がはじまる。生活についてはそれとして、転入手続きについて備忘のために記録しておく。場所は世田谷区。参考になれば。

全体に共通してしたことは、

  1. 住民票を作る、
  2. 教育委員会発行の学校指定通知書をもらう、
  3. 子供の健康保険、児童手当の手続きをする、
  4. PASMOを作る、
  5. 通知書を持って学校に行く、
  6. 学校の準備をする、

になる。

最初の2人は、2.をするのに、教育委員会まで行って、指定の公立に行くのか(あるいは私立等の別状況になるのか)の選択の紙に記入し、そこで学校指定通知書をもらった。3人目は昨日、これがいらなかった。行く必要なし、住民票を作る窓口ですべてできる!大幅な改善である。3.は別の課になる、そこへ申請をして、住民登録がマシンに反映されるのが間に合えば、その場で国民健康保険の保険証が発行される。これで15歳未満の医療費はすべてカバーしてもらえる。間に合わないと、即日だが、郵送になる。バイオロジカルペアレンツが日本に居るのであれば、保険関係はそっちの話になり、この項は無関係になる。両親が外国在住の場合にこれの手続きがいる。4.をするには年齢と住所の証明が要る、なので、1.が終わったらすぐ住民票をもらう、それを持って駅へ行く。一番近い駅で発行してくれるとはかぎらない。事前に調べておく。5.については事前に電話をしておく方がいいだろう。「一時帰国」か、「永住帰国」あるいは「子供の個人旅行」かで扱いが変わる。すべての扱いを日本人として行えるようにするには、一時帰国ではないです、とはっきり宣言する。

こまかなステップは次になる。

1.住民票を作る: これには、まず戸籍抄本を事前に取っておく。日本で出生したり、あるいは赤ちゃんの時に両親と日本に住んだりして入れば、小学生でも住民票がそのとき作られているはず。であれば、「付票」もつけてもらったほうがいい。同一役所であれば、問題無しだろう。戸籍抄本と、親のLetter of Authorization(公証人証明付き)のコピーを提出する。その日本語訳あるいはそれに相当するか上回る日本語の文書が求められる。これも事前に用意しておく。日本に来るのは本人の意思であり、これは両親とも承諾している、といったこと。12歳以下の子供が一人来るわけだから、役所的にも慎重になる。それはそれで必要なこと。このとき、日本パスポートでの入国スタンプのページが必要。在外の子供は多くが二重パスポートだが、他方のパスポートは一切使わない。しまっておく。

2.学校指定通知書をもらう: 3人目はその場で、学校についての書類も書いたので、2.のステップは省略。

3.子供の健康保険、児童手当の手続き: 一時帰国ではこれはできない。子供一人の国民健康保険を作ることになる。これをさぼすのももちろん可能。その場合には、誰かが民間の保険に入る手続きをして子供をプロテクトするか、あるいは無保険児になる。さぼるべきでない。日本での保護者の保険証が必要になる。普通はそれではカバーされないから、コピーをその場でとってもらって提出するだけでいい。公務員だと多少ややこしいようだが私はそうでないので知らない。親がたしかに在外である、そしてその住所の証明が必要。これには、在留証明書を作っておいて、提出する。2番目の子供のときはあとから提出した。3人目は事前に用意しておいたので、スムース。Letter of Authorizationのコピーをここでも提出。(国際結婚の場合は、両親とも同意していることが明らかでないといけない、離婚していたとしても。そうでないと、万一の法的な問題ということもないわけではない。) 健康保険の手続きはここで終わり。あとは児童手当関連、書くべき書類とかをもらって、それで終わり。あとでの対応と処理は続くが。

5.通知書をもって学校に行く: 最低限日直の先生が対応してくれる。カバー範囲としては、(校長ではなく)副校長の職務の範囲らしい。通知書を出して、保護者保管分を返してもらう。何年生になるかを再確認。クラス担任はあとで登校したときまでに決められるので、初登校の日に知ることになる。いろいろな雑談をして、相互理解を深めるのは大切。2人目の時に、担任の先生からアドバイスされ、梅丘の日本語教室へいったのが良かったので、しかし、そのときには受け入れまで時間がかかった(といっても2,3週間)ので、今回はこの学校へ行ったときにお願いをした。http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/137/542/d00005683.html

6.学校の準備をする: さまざまな側面がある。まず普通にすべての子供が提出する書類を書いて準備。学校での生活に必要なものの準備、クツとか運動着とか筆記用具とか。。。それから、健康診断未受験児のための検診を各科の医院をめぐって受ける。前にはこれで小さなことだが不具合が見つかったことがある。などなどなどなど。

そして初登校日ということになる。Good Luck!

註:これは自身の経験を備忘のために書いたものであって、地域、あるいは時点によって、時には大幅に異なるかもしれない。また、家族構成、在外国の違いなどで大幅に異なることがある。したがって、そのまま以後のケースにすべてあてはまるわけではない、ことを記しておきます。

 

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Written by masa-ida

8月 27th, 2016 at 10:37 am

Posted in 家族生活

カルテット:残りの人生の過ごし方

2016年8月6日のFacebook記事の記録

この暑い日に、やるべき作業はやったので、ビデオを見た。今日は「カルテット!人生のオペラハウス」とても良かった。YouTubeの予告編をつけておこう。
イギリスの郊外の老人ホーム、プロの音楽家だけが入るところでの人生ドラマ、コメディ。https://www.youtube.com/watch?v=FORQrkqy9GE 感動したね。出演者は名演奏家やソリストだったりで、演奏もすばらしい。それにつけても日本のつたなさというかこうはいかないというか。
アメリカで親友の両親が入っているホームへなんどか訪問した。孫たちを連れて行って喜んでもらったこともある。ボストンから南へ車で1時間ちょっと。敷地 もゆったりとしたまるで小さな村みたいなところ、ガーデニングを楽しむ庭園、そしてなにより、テレビ局があり、劇場があり、それらはすべて現役としては一 線を歩いてきた人たちを中心に、実際に運営されているのが驚き。ミュージカル、オペラ、いろいろやってた。
この映画を見ながらそれを思い出した。日本の老人ホームといったら(すくなくとも私が知っているところは)すばらしいところだとしても、往年の慣れたこと をそのまま趣味としてやったり、若いひとたちにそれを伝えたり、あるいは庭園をきれいに自分たちでつくったり、泳いだり、本を読んで、それをスピーチした り、そういう小さなコミュニティとしての機能をするにはあまりにもこじんまりとしすぎ、というか、映画の中ではじめてそのホームに来た人がいうせりふ、 「まるで刑務所みたい」。そんな!だとしたら日本のはみんな死を待つための待合室なだけだ。と暑いので、ちょとぼやきも。

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Written by masa-ida

8月 6th, 2016 at 5:31 pm

Posted in 家族生活