IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

グルテンフリーという日本の障壁

以前には数回日本に来ていた米国の友人がこのところ、訪問が難しくなっている。

それは奥さんがグルテンフリーの食物が必要になり、その調理の保証が日本の中で困難だからだ。小麦がダメ、というのが簡単に言えばポイントになる。なので、ずっと好きだった醤油などもその多くは小麦粉ベースのソースが加えられているので、グルテンフリーと明記されたもの以外は使えない。米飯はOKというか歓迎だったが、ちょっとした加工は多くの場合に小麦粉ベースの何かが入っていることが多い。なので要注意。米国の多くのスーパーマーケットでは、グルテンフリーと明記された食材が売っている。また、レストランでも多くのところで、対応してくれる。それだけでなく、あのLeagal Sea Foodをはじめかなりのレストランでグルテンフリーメニューが登場している。この傾向はこの数年ではっきりしてきている。

ところが、日本ではグルテンフリー自身が良く知られていない。また、その対応をしてくれるレストランを探すのは難しい。したがって、自分で作ったものを食べるのが前提となる。ヨーロッパではかなり不自由しなくなったそうだ。なので、ヨーロッパへ旅するのはあまり敷居が高くないとのこと。ある種、日本の観光への障壁が事実上できてしまっている観がある。

グルテンフリー自身についての論評は、専門でないので避けることにするが、具体的なメカニズムは明らかになっているらしい。体質や長年の食習慣なども影響しているのか、日本ではほとんど聞かない。グルテンフリーのパンというのもアメリカでは何種類か売っていた。米粉を用いていると言っていたと思う。なんとかならないだろうか。

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Written by masa-ida

8月 18th, 2011 at 11:31 am

Posted in 生活

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