IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘アメリカのココロ’ tag

要注意ではないアメリカ

しばらく米国出張が減り、年一回程度になり、また、人をひっぱっていくことが減り、米国での注意事項などを語ることがめっきりとなくなった。一昨日テレビでそんな話題をやっていたので、今までどんなことを話していたのか思い出した。次のようなことだ。

まず、大都市では、自分が危ないなと感じて曲がりたくない、入りたくない通りには入らない。自分の直感を信じること。そして、歩くときは壁に添いすぎてもいけないし、車道からちかすぎてもいけない。財布はもっていくな。10ドル札、5ドル札などをいれる場所をきめておけ、そしてそこからさっと出せ。ロープロファイル。目立つな。地元のひとがどんな格好をしているか観察してそれになじめ。ずっときょろきょろして道を探して歩くな。建物内で次の行き先を頭にいれたら、そこへ向かってさっさと歩け。

運転するとき、まず警官は銃を持っていて常に運転手が銃を抜くかもしれないことを警戒していることを忘れるな。もし警官に止められたら、両手は常に警官から見えるところに置け。何かを取り出すとしたら、どこにある何を取り出すのか、警官に了解をもらってから手を動かせ。すべての道はどこかに通じる。道を間違えてもおろおろするな。事故の元になる。

心配しすぎるな。しかし、基本的な注意は身につけよ。

とりあえず

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Written by masa-ida

8月 28th, 2009 at 12:09 pm

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語る言葉が無かった

ある日、セントラルSQのそばの韓国系の長老教会の炊き出しで、台所スタッフが足りないので応援を、ということになった。ちょうどニューヨークから遊びに来ていた昔の卒業生を連れてでかけた。台所には、すでに野菜や食材が運び込まれていた。こういうことのために地元のアイスクリーム屋が提供しているアイスクリームまで揃っている。野菜は、B級品。虫が食ったあとがあったり、真ん中でポキンと折れてたりする、しかしフレッシュでおいしそうなことは間違いなし。用意を進めていて、時間になるとどこからともなく、といってもボストンのケンブリッジサイドからだろうが、多数の人がやってくる。台所の窓口に人がいっぱい並ぶ。Thank you、といって皆とっていく。きているものははっきりいってボロの人が多い。その日は7,80人くらいだったとおもう。どんどん出していって、終わった。そこでスタッフの食事ということになる。どうするのかと思っていたら、できるだけ一緒に入って食事を、という指示。そこで、ばらばらに分かれてテーブルに着き、同じ食事を取る。

私がいったテーブルには4人ほどがすわって食事をはじめていた。ぺちゃくちゃお話をしている。なんだろう。

ボストンフィルのあの演奏はどうだった、この演奏者はどうだった、この指揮者はどうだった、曲目はこれがよかった。。。びっくりした。語る言葉が無かった。サービスさせていただいて、勉強した。たまたま炊き出しに来ざるをえなかっただけで、何が違うというのか。へだてるものはない。みんな気にしてない。食事をして、淡々と片付けて終わり。良き思い出である。

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Written by masa-ida

5月 21st, 2009 at 11:57 am

Posted in 経済

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