IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘アメリカのココロ’ tag

ARIS2008

ニューヨーク行きの飛行機の中で、USATodayを見ていて、ARISの記事が出ていた。American Religious Identification Surveyというもので、最初が1990年、次が2001年、そしてARIS2008、つまり2008年の集計結果が3月になって発表されたのである。アメリカ人が自分はどの宗教を信じているかという統計である。

第1位はカトリックで25%、第2位は18%でバプテスト、第3位はメインラインプロテスタントで12%。。。というものである。メインラインプロテスタントである基本的な3つの教会をあわせてよりもバプテストが多い、というのが私にとっての新鮮なおどろきだった。またこの下の方に、Non Deniminationalが3.5%とある。これは約2%前回より増えている。ちなみにメインラインプロテスタントは前回に比べて3%強減っている。Non Denominationalというのは、基本的にメインラインには飽き足らない人たちというだけだと思っているので、包括的にはメインラインは15%ということとおもう。なお、無宗教と答えた人は15%。85%の人がなんらかの宗教を信じていると答えて、かつ、その中の58%が伝統的な宗派の信者だということになる。相当数の人に対してのアンケートであるので、データに対する信頼はそれなりにあるとみなせる。その元データはPDFで入手可能。

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Written by masa-ida

4月 4th, 2009 at 3:23 pm

Posted in 家族生活

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CPAは、州単位で国じゃぁない

制度・資格・標準ということについての認識の違いを説明しようと考えていて、CPAの話を思い出した。CPAいわゆる米国公認会計士は米国が出すお墨付きではない。州で出している。だから、米国での統一された公認会計士という資格はないというべきだ。州によっては、そのような資格を必要とする産業の規模は小さいから、相対的に価値は低くなる。また、多くの州では、試験合格後に2年とかの実務実績を持ってからでないと、名刺にCPAとは盛り込めない。これが絶対的な統一的な運用かというとそうでもない。デラウェアでは試験にうかればそれだけでCPAと名乗れる。ある州ではCPAを出すことをあたかもビジネスであるかのように海外、たとえば日本でも受験しやすくしている。米国内ではだからどの州でCPAをとったのかはちゃんとチェックする。しかし、日本ではCPAであるというと、あぁそうかそれはすごいね、というだけである。おそらく、米国で、統一された、均等な条件の資格を取った人というイメージが多いのではないか。

まさしくUnited Statesである例だと感じている。

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Written by masa-ida

1月 26th, 2009 at 8:11 am