IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘家族生活’ Category

孫に学ぶ、文化の多様性を生きること

Nursery Rhymeを寝る前に読んでくれとせがまれた。どんどん下手になってるという心理のある自分にとって、孫に英語の発音をチェックされている気分。でも次 も、次も、というので六つくらいかな読んだ。布団の中で、笑ったり、静かになったり、ココロは通じてると確信。(2013年7月9日Facebookへの書き込み)

Mr Hawaii:「お じいちゃんの訛り」はそれ自体良いものではないでしょうか。舞台で日系移民の役をやると、既に年配の日系3世のお客さんが「You remind me my grandpa. He talked just like you.」と声をかけてくださることが時々あります。

私:ありがとう、…さん。My one-fourth is Ida-papa!僕、日本で生まれたんだ、っていってくれた。笑い、涙。

私:孫 に聞いた。ちゃんぽんのアクセントで新鮮で独特なんだそうだ。たしかに、子供の頃はイタリア人の片言英語、そして何より私は日本人、米国といってもカリ フォルニア、テキサス、そしてニューイングランドの人たちとの交流。テキサスでは不思議にテキサスなまりがはいる。また講義などで話をするときには強調す るためにピッチを変えたりする習慣がある。どこか一カ所で育った人とは違う。これで思い出した。滋賀に済んでる孫は東京生まれ、名古屋育ち、そして関西。 あきらかにときどき名古屋弁がはいる。滋賀の言葉、これは授業参観に行ったとき、 私も先生が何をいっているのかわからなかった!孫たちの苦労がわかった。東京人の子供が別の地域の小学校に通うのは大変なんだなぁ、先生の言うことがわか らないはずだ。外国行くより大変なのでは。そこでは皆がわからないことが前提で対応してくれる。まるでイギリスで正統な英語をきいたときのようだ。なにを いったか単語・音の並びはたぶんこれだというのはわかる。が、それが何の意味かわからない。それが、日本語なのに、一回の授業参観ならそれでもいいが、毎 日暮らす子供にはきびしいだろう。

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Written by masa-ida

7月 9th, 2015 at 10:22 am

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子供の教育

一般に教育制度は決めて実行をはじめてから100年で効果がでる。長い道のりだという。では、家庭の教育はどうか、というと、まぁ10年とか20年後に答えが「自動的に」出るもんだと最近思う。そして、それは教えたことというより日頃どんな生き方・暮らし方を子供の前に見せているかということが、出す答への影響は大きい。だから、要するになにを個別に教えようとしても大差はないな、とさえ思う。おそらく、教えようとした時に、親がどんな態度でそれに臨んでいるかはかなり効く。

二つ思い出す。とても忙しい、自分の仕事に忙しい頃、それでも日曜の朝は一緒に教会学校に行こうというのだけは決めていた。そんなころ、自分で日程を設定できる海外出張は月曜発金曜着と決めていた。日本に居ても、その頃は朝は小学校に子供たちが行ってから起きて、出かけ、夜は子供たちが寝てから帰って、というような生活が続いていた。要するに週日には顔を見せていない。家内も淡々と毎日を過ごす方だから、ある日、出張から帰って、土曜に子供たちにお土産を渡した時、子供たちは言った、「あれ、パパ、また居なかったの?アメリカ?お帰り、プレゼントありがとう」まいったね。

もうひとつは、そんな頃のある日、家内も大変だったし、そうしようか、ということで、「よし、今日の夕飯はどこかに食べに行こう!」と言ったら、一人の娘が、「だめだよ、パパ、うちは貧乏なんだからそんなことしてたらお金がなくなっちゃうよ」まいったね、言葉がなかった。

つくづく子供は親の背中を見て育つというがそのとき、ずんと来たのを覚えている。そして、説明をする適切なタイミングというのは難しい。子供は小さな時から毎日毎日自分が状況判断をしたその基準で自分の方針を形作る。いい父親だったかどうか、ごめんなさい。でももうしょうないね。

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Written by masa-ida

7月 22nd, 2014 at 10:30 am

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