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地震予知か地震の解明か
昨日、テレビを見ていて思った。普段は届かないFM電波がなんらかの具合で届くことがあり、それが地震予知に使える、届く期間の長さがマグニチュードに関係し、その後届かなくなってほぼ10日後くらいに地震が起きる、という。実際に適用してみて、100%予知できている。その理由も説明できそうだという。9月の十勝沖地震の予知の場合についても放送された。北海道大学のある研究者の話。
一方、活断層が絡んだ地震は、マグマと水が原因にあって、地表近くのマグマの活動に付随して、水塊が地中にできる、それが活断層面にくると、その面がすべりやすくなる、何かの具合があると、そこがすべる、という研究が東北大学であって、それに相当するマグマの活動を見ていると日本の中でどこで地震が起きそうかわかるといういう。
経営学と経済学の関係、ITと情報科学の関係、基礎と応用の関係などが頭をよぎった。ITのプロはどういう場面でどういうテクノロジーを適用するか、という話だ。構造の解明は時には二の次になる。地震の解明ができることを期待するし、原因がわからない現象にメスがはいるのはわくわくするが、症状の解決策を模索することは即効性があるし、多くの人の生活に直結する。
博士の指導開始の勘どころ
2つのこと。
ひとつは、「川の中の砂金を探し出して拾うのと、海水を煮詰めて塩をとるのとどうちがうか」っていう話。そして、真水をにつめたって、塩はとれない。
もうひとつは、「学士は塗り絵を指定された色で、きれいに塗れればいい、修士は塗り絵を渡したら、配色を自分で決め、それで塗る、博士は白紙をわたされて塗り絵を考える、だからはくしという」。最近は修士は大量生産になってきた、うむ。
自分が一番わからないのは自分。それを指導する。