IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘IT’ Category

低価格スマホの今後のグローバル展開

2013年12月21日にFacebookに次の記事を書き、http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1312/09/news098.html を引いた。三年後に見直してみて、たとえば、アフリカをターゲットとして進出した中国企業が、そこでの売れ行きなどの点から他地域、たとえば、いわゆる先進国への展開をゆるやかに始めているのを、先週の講義でも紹介し、様子を注目しようと話した。キーワードは「テクノ」である。

中国でのIT関連の状況について講義で扱った。中関村でいわゆる中華PADを買ってきた3年前。あれからボードの製造技術もあがったようだ。そして、小型化、低価格化。内需拡大の政策にそって、まだ数はでるだろう。そして、東南アジアは、こうしたスマホ・タブレットを自国ブランドも登場して、導入する。実用上十分な性能は何かということが鍛えられていくことでもある。1万円程度の機器が、実用上十分な機能・性能を持つ可能性はうなづける。とすると、ある種のリバースイノベーションということになる。これは、「途上国からの低価格、粗悪品が先進国の市場に蔓延するようになる」というような図式とはあきらかにことなる。そうすると、「高付加価値、高価格」ということで、もし、使いもしない機能がただついているだけ、あるいはブランド信奉のために、高いお金を払っている市場が、もし、あるとすれば、そして、機能だけではないよ、使いやすさ、美しさがある、といったことが差別化の鍵ではなくなったら、一つの時代には区切りがつくことになる。ICT関連機器はまだ大きな変革がありうると思ってる。そして、世界にはまだまだそれらの恩恵にあずかっていない人たちがいる。つまり、潜在市場は大きいのだ。

 

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Written by masa-ida

12月 21st, 2016 at 9:53 am

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ZenFone5のバッテリを交換した(追記あり)

(2016年9月9日に最後に追記した)

昨年の2月に購入したZenFone5、具合が良くて、国内で、国外で重宝していた。けれども、最近、ついに、朝にフル充電しても、ちょっと使うとすぐに90%を割り、夕方には30%くらいに下がるようになった。それで、バッテリ交換をやろっと決意した。

ZenFone5はバッテリを簡単に交換できない。それで、先月からネットを探して、記事があるかを調べた。見つかったのは、http://www.magarisugi.net/pc/zenfone/post-3653/ になる。これを何度も読んで、*リスクも確認して*、交換用のバッテリをアマゾンで購入して、今日、実施した。

うまくいった。そこでここに記録をしておく。http://www.magarisugi.net/pc/zenfone/post-3653/ の写真を前提として記述する。また、この記事を見て、自分もやってみようという人がいても、それは完全に自己責任であることを理解した上で参考にしてほしい。なにより、書かれていた記事とはちょっと私のものはちがったというべきだし、処理はそうは簡単ではない。壊す可能性も十分ある。

まず、精密ドライバ(プラス)とつまようじを用意。裏蓋を開け、ねじを15本だったかすべてはずす。うち一つはSEALになっているから、それをはがさないと先に進まない。ようするに、そこから先はメーカの保証は受けられない世界になる。ねじはもとの位置にもどせるように、位置が確認できるように並べていった方が良い。

中の枠をはずすと、バッテリ等々が見えるようになる。バッテリは、元図の①に行っているフラットケーブル、②と④をつないでいるフラットケーブル(その上に、SIMスロットがある)、③のコネクタ(これがバッテリと本体をつないでいる)によって固定されている。あちこちと両面テープがつけられている。また、クッション機能も持つラバーがいくつかはられている。

①、②、④は端子が本体側コネクタに接続されている。私のは①と②には、フィルムがかぶせられていて保護されている。これらのフィルムをひっぺがす、そして取っておく。

フィルムを取るとその下の白いコネクタが見える。①②④の白いコネクタは縦に起こせる。それをする。そうするとケーブルがはずせるようになる。慎重にはずす。これらのフラットケーブルは両面テープでバッテリに所々ついている。それらを取る。

するとバッテリとそのハウジングとなっているアルミカバーがはずせるようになる。しかし、はずれない。えいやっとばりっとはがすと、思った通り両面テープで本体側にくっつけられていた。

アルミのハウジングをバッテリとはずそうとする。でも、はずれない。相当にぴたっとついている。一方交換用の新品のバッテリは縁がゴムで保護されていて、元のと較べて盛り上がっている。しばし考えて、アルミのハウジングは利用しないこととした。つまり、古いバッテリと一緒に廃棄することにした。(それで問題なかったとおもう、収まった時の高さもちょうどいいというべき)

まず③をつなぎ、その際に位置合わせをする。次に、①をもどす。そして、②と④をつなぐフラットケーブルをつなぎ、それぞれ白いコネクタをロックにする。保護用のフィルム、ラバーを元の位置に貼る。このときのケーブルの端子を正確にコネクタの正しい位置に戻すこと、あせらずにちゃんとやること、これが肝心。

枠をはめ、ねじを元の通りに締め付け、裏蓋をパチンとしめておしまい。

電源コードをつないでみる。めでたく赤ランプがついて、充電中を表わした。しばらく待って、電源ボタンを押した。立ち上がった。やっほー!これでZeonFone5が延命された。

くどくなるが、上記の手順は自分の責任で自分の所有しているZenFone5に対して行ったものであって、これで一般にうまくいくことを保証するものではまったくない。

=== 追記 ===

2016年9月9日 一昨日、このZenFone5が突然電源が入らなくなった。電源のチャージをしようとしても普通にいかず、ワーニングのバイブになる。それで、仕方なく、これを使うのをあきらめ、次の機種を即日購入した。一日経って様子を見る気になったので、調べた。ここには何が悪かったか、解剖した結果を書いておく。

まず、直接の原因は、バッテリーの固定が悪く、バッテリハウジングがゆるく、動きやすくなっていて、そのため、何度も落とした、しかも一度は1メートル以上の高さから、ときに次第に壊れていったということ。何が壊れたかというと、バッテリーと本体をつなぐコネクタが、壊れた。コネクタの金属とバッテリーから出ている線がはずれた。したがって、充電できないし、動作時の電力供給ができない。充電ケーブルを挿していれば本体に電源を供給する回路になっていれば、後処理として中身の吸い出しとか、設定の処理とかが一時的にもできたがそうなっていないのでそれもできない。バッテリーと本体をつなぐコネクタだが、ICを挿す台のような形状になっていて、今考えるとあまり良い設計ではないな。上記の本文の③の部分の話である。

どうして切断が起きたか。それは、ハウジングが緩い設計だからだ。両側に5ミリほど隙間があって、バッテリーが左右に動く余地がある。そこをゆらゆら揺れるのを押さえるようにはなっているが、落下等の衝撃があると、コネクタ部分に負荷がかかり、それによって、損傷をきたす。元々は、両面テープでバッテリーは本体に接着され留められている。なので、元々のままなら問題はおそらくない。けれども自分でバッテリー交換をしたときに、今までのテープに再接着させた。これが悪い。ちゃんとついていない、というか接着力が弱すぎた。ASUSは製造の問題はないといえる。開けてはいけない部分を勝手に開けた結果、機能が劣化したからだ。

もともとの交換の動機はバッテリーのへたりだった。今のをみると電源管理のソフトが余分な動作を止めるようになっている。またバッテリーが強力になった。ZenFoneGOにしたが、クロックが速くなった分だけ確実に速くなってる。物理的なサイズはほとんどかわらないが画面もちょっと大きくなっているので具合がいい。カメラの精度は落ちている設定でちょうど2万円くらいというのは、次々とテストして乗り換えていくのには手頃な値段。これでしばらくいこう。

 

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Written by masa-ida

2月 10th, 2016 at 5:53 pm

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