IDA Session Records

井田 昌之の日々の記録。自己紹介等。

Archive for the ‘グローバルIT’ Category

携帯のビジネスモデルを考える

2011年、かのと・うの年。ものの本によると、「芽や葉が茂った未開拓地、即ち従来手をつけていなかったことに、積極的に行動・開発してゆく、前の庚に次ぐ革新の年」とのこと。私自身も年男。どういう年になるのか、まぁ、一歩一歩歩いていくというのが正直な気持ちである。

年末から年始にかけて、携帯電話・スマートフォンについて新発見をした。といっても別に本当に新しいことというより、自分が知らなかったのをはじめて知った、という程度のことである。しかし、もしかしたら多くの人が気にしない、知らないままなのかもしれないので書いてみよう。

駅伝にわが校がでるので、スタートおよびゴール地点に応援に行った。そこでワンセグをはじめて使った。行く電車をまつ駅で、そして、現地でテレビを見て確認できる。ちょうど駅で見たとき、わが校の選手が一人抜いて、10位になったところ。これはワンセグ受信をしていなければ見れなかった。あとは選手の一団の到着を待つ間、そして、応援の場所から大手町のゴールまでの1,2キロがどうなったか。すばらしい劇があった。これもワンセグならでは。

いままで使わなかったのは、なんとなく、費用がかかるがそれほどのことまでして携帯でテレビを見る必要はない、とおもっていたのが理由。しかし、駅伝では使う気になった。あとで料金をチェックしてみて拍子抜け。まったく通信料金がひかれていない。どうしてだろう?

「ワンセグ携帯はワンセグ放送が受信できる携帯ということで、これは携帯電話会社のサービスとは全く別。したがって料金の請求は無い」とネットにある。な~んだ。これならもっと使えばよかった。知らなかった。しかし、このワンセグという「ビジネス」はどうなっているんだろ?疑問が沸いた。

年末から、ツイッターを使っている人がそばに居るような機会が増えて、つぶやきの便利さが役立ったことがある。状況を説明すると長くなるのでしないが、ようするに、wishを投げておいたら、反応してくれる人がいた、助かった、ということ。

ツイッターをやっている人は、定額で入っている人。手のあいたときに、ちょっと見る、ちょっとつぶやく。いちいち課金されるというのであれば、大変安いとしてもシキイは高くなる。とすれば、これは携帯電話の会社からすれば囲い込みの道具になる。月に5000円とかを通常の携帯電話とは別にスマートフォンを自腹で買って、利用している人たちがいる。同じことはSkypeにも言える。どことかの携帯の会社がSkypeに対応するようにしたらしいが、このビジネスモデルも検討の余地がありそう。

アメリカに居る孫たちと何度もSkypeでテレビ電話をした。テキストの交信では日本語の入力の仕方を結果として教えた。7歳の子供に。一段落したら、対戦ゲームをやろうと向こうから投げてきた。チェス、チェッカーや地雷のゲームなどいくつかを遊ぶ。30分くらいか。これが無料。前からSkypeは時々使っていたが、今回はじめて遠くの孫と話すことをした。便利さを実感した。しかし、我々の年代ではこうした余興に多少のお金はかかってもしかたがないとかんがえるものだ。しかし、無料のまま。ありがたいが、いろんなところがビジネスの仕方を間違えているような気がした新年だった。

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Written by masa-ida

1月 5th, 2011 at 11:52 am

ePadのある暮らし

中関村でePadを購入してからほぼ1カ月近くがたった。iPadとePadを二つ積んでおいて、どっちをどれだけどういう風に使うか、自分なりに実験を継続している。中間報告的に感じたことを書いてみる。

まず、一口に言って、iPadのある暮らしはありだが、ePadだけではちょと無理。価格はePadはiPadの半分以下だが、それに応じた範囲の使い道と性能と考えるべき。反応が遅い、仕上がりがイマイチ。性能も使い勝手もどれをとっても、消費者のツールとしてはiPadとePadを比較するのはちょと無理というくらい違う。

という前提の上で、ePadのある暮らしはありうるか、ということを考えてみる。意外に面白い面もある。

まず、第一に、USBが差せる。これはiPadは絶大なる情報のシンクだと考える私にとってそのフラストレーションの部分は解決できる。第二に、Android遊びのおもしろさ。Apple iPadはApple iPadというだけあって、ある意味完成されたものである。そこへいくと、Androidは子供と遊んでいるようなおもしろさはある。成長を感じさせる素材はある。MIDであるePadを携帯電話だと信じてうたがわないようなシステム側のメッセージににこり。使用しているePadは、8月26日版のAndroid 2.1 update1である。なので、そのままでYouTubeは使えないとかそういうことはあるが、それを使いたければiPadを使えばいいというのが今のスタンス。2.2へのアップデートはいろいろ調べていくと可能と思えるが、そこまでしてePadをいじめるほどのことはない。

Androidではいくつかの使えるアプリがある。私が気にいっているのは、MapDroydである。オープンソースの地図データを使ってオフラインで各地のマップが見れる。東京の自宅の近辺もまぁまぁ正確に、そして一応使える程度に道がちゃんと正確に書かれている。ベトナムのホーチミンのこまかな道も、ボストンの前に住んでいた近辺の地図も大丈夫。ネットにつながっていなくてもOK。地図データは、1ギガ以上ある、また、外形データもダウンロードしておかないと見て処理ができないので必ずダウンロードしておく。ただし、チョー時間がかかる。www.openstreetmap.orgと同じものがMIDで、オフラインで見れる。iPadでも調べればビューアはあるかもしれないけれど、私が見た範囲では見つからなかった。

あといくつか小物のAndroid用のソフトが使える。その細かな話はあとで時間があったら。なお、今のところ、SlideMeというマーケットを使っている。とりあえず使えるが、そう豊富ではない。

Android自身の、私にとって致命的、モバイル的に使ううえで致命的、ともいえる問題は、Wifi 利用時のhttp proxy機能が無い!ということ。一応、http proxy settingはあるらしいがWifiではうまくない。また、Android 2.1 update1を使った商品のスマートフォンではどうかが気になるところだが、その製造会社がproxyパラメータ機能をつけているようだが、Android自身の仕様には無い、ようである。そうすると、街頭のWifi hotsplotあるいは自宅、あるいはePadはEthernetインタフェースを持っているのでケーブル直結などでは使えるが、学校のようなすべてのWebアクセスはSquid経由でプロキシを設定せよ、みたいな環境では、このままではアウトということになる。本当にこのままいくんだろうか?

とりあえず今日はこの辺で

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Written by masa-ida

11月 10th, 2010 at 6:50 pm

Posted in グローバルIT